白目剥きながら考える
普通の睡眠がとれるのはいつになるのだろう。
朝まで寝られるようになって、生理もきて、普通になったら何か変わるかな。
何がしんどいってやっぱり寝られないことよね。
明日休みの夫は、覚醒した息子を横目に自分の寝たいときにねむりについて、いびきかいて朝までぐっすりっすか。
普段協力的な夫だけど、こういう夜はときどき蹴りたくなるね。
息子にたいしても、母性愛みたいな、ものが、全然自分のなかになくて。
いまはほんとうに責任感、義務感でお世話しているという感じ。いや、どちらかというと無、なイメージ。
自分のなかに、なにもない。しーん。
写真を見返して、かわいいなあとか、大きくなったなあとか、そういうのはあるんだけど、愛みたいな溢れ出るとめどない想いみたいなのがない。
よく聞く、しあわせだなぁ、とか、ない。
今だけだから、ってのも分かってる。よーく分かる。けど、しんどいが占めちゃうんだよなぁ。
自分でももっと幸せに子育てできんものかと思うよ。もったいねえなあって。なにやってんだって。
こんなんでも、好きな人に対してお世話するのは好きだから、子どもに対してもそんな感じなのかなって漠然と思ってたけど。
それとこれとは別ね。
ここらへんは解決策を探しても見つからない気がする。ないものはないし、寝ないものは寝ない。そんなの関係なく子が大きく育ってるのでいいや。
子に会いたかったのは確か。大好きな人との子。無事に産まれてきてくれて本当に嬉しかった。将来がどうかるか楽しみ。喋れるようになったらどんな話するかな。早く一緒に歩いて遊びに行きたいな。
夫も子どもも、自分にとって、好きとか嫌いとかじゃない。ん、無、といったけど、これは何もないんじゃなくて、いることが当たり前で、なにも感じないのかもしれない。
そうだったらなんて傲慢な自分。
いつか子は巣立つし、夫は元はといえば他人だ。
いまこの状況にあぐらかいてんのかもなぁ。